男性型脱毛症に効果がある薬として、プロペシアやミノキシジル、最近ではその効果の高さが期待されているザガーロというAGA治療薬が使われる事もあります。などによってその価格には違いがあり、高い所もあれば安い所もあり実に様々です。実はザガーロは元々は前立腺肥大症の治療薬として日本で認可され、処方されていました。脱毛症の治療薬として認可されるのは日本で2番目ですが、日本国内では現在生産されていない状況にあります。しかし、前立腺肥大症としては製造されているので、同じ成分を含むアボルブを脱毛症の治療薬として使う事はあります。アボルブを脱毛症の治療薬として使うにせよ、ザガーロを治療薬として用いる場合にせよ、保険適用の薬では無い事に違いはありません。薬1錠ずつに対して薬価が設定されていない状況では、処方するクリニックによって自由に値段を決める事が出来ます。安い所もあれば高い所もありその価格はまちまちです。

おおよその相場費用としては、30日分で最安値8000円~9000円、最高値で2万円、平均すると1万2000円から1万3000円あたりが相場と言えます。 当然、この手の薬は1ヶ月程度ですぐ効果が現れるというような物では無く、6ヶ月は服用し続ける必要があります。そう考えた場合最低でも7万円~8万円前後の出費は覚悟しておいた方が良いでしょう。個人輸入で購入するという手段も無い訳ではありませんが、安全性が保証されていない事を考えると、安いからと言って安易に手を出さない方が良いでしょう。日本国内のクリニックなどで処方される薬は、万が一副作用が起こった場合の保障はありますが、個人輸入で海外から入手する場合はそれが無いので、すべて自己責任となってしまいます。また、偽物を販売する業者も少なく無いので、無用な副作用のリスクを回避するのであれば、きちんとクリニックなどに行って処方してもらうのが懸命です。ちなみに脱毛症の治療薬としてお馴染みのプロペシアは、28錠入りで8000円前後が相場になっています。ザガーロと比較すると、平均で5000円近く安い計算になり、費用という面で見るとプロペシアの方がリーズナブルと言えます。まずは、プロペシアを試してみてから、他のAGA治療薬を試してみるというのも考え方の1つでしょう。

このような脱毛症の治療に使われる薬のほとんどは、他の一般的な薬のようにドラッグストアなどで販売はされていません。何故なら、一般医薬品ではなく医師の処方が必要な医療用医薬品だからです。医師の処方箋が必要という事は、それだけ強い成分を含んでいるという事です。最安値で買いたいからと言って、ドラッグストアに行っても購入する事は出来ません。では、どこで処方して貰えるのかというと、男性型脱毛症の治療を専門に扱うクリニックや病院などです。この薬はまだ販売されて日が浅い薬なので、体にどのような副作用があって、どの程度の危険度があるのかも、まだまだ未知数の部分も多い治療薬です。そうした事情から、医師の適切な診断の上で処方して貰う必要があります。先程紹介した価格も、クリニックで処方して貰った場合の価格です。とはいえ、この価格はあくまでも目安で、実際の価格とは異なる可能性があるので、まずはクリニックなどに問い合わせてみましょう。また、多くのクリニックや病院では郵送で薬を入手する事は出来ないようになっています。事前にクリニックなどに予約を取って行けば、来院から実際の処方までに掛かる時間は30分程度で済むので、必ず自分の足でクリニックに出向いてきちんと医師の診断を受けた上で処方して貰うようにしましょう。